1年春学期の振り返り
二ヶ月に一度くらいの頻度でしか"日記"を書けない呪いに蝕まれています、sayです。
皆さん春学期お疲れ様でした。テストも課題も用事も終わってから数日ほど浜辺に打ち上げられた鯨のような気分でぐったりしていたのですが、いまさらながら春学期を振り返っておかないとSEAプログラムからの秋学期へ~というコンボに飲み込まれて振り返る暇がないなと気づいたのでさくっと振り返ってみます。
授業の話
ELA / ARW
ここに書いたことがあったかなかったか思い出せないんですが、私はストリーム2の人間です。*1
先生がとても几帳面な方なのか、一学期分のシラバスを最初に配ってくれたり、授業で扱うテキストの電子版も必ず用意してくれていたり、とても準備が良かったおかげで計画的に課題に取り組めてとてもよかったと思いました。
他の授業も考慮すると結構ばかにならない量の読み物が出されて、ちゃんと授業時間にディスカッションできる程度には理解してないといけないから流し読みではだめで、それと平行して毎週少しずつエッセイが進行していくというのはかなり忙しかったです。シラバスでいつなんの締切が来るか把握できていたおかげで、他の課題とぶつかる週のものを先に軽く読んでおくとかそういうことができて生存したなーという印象です。
私はストリームどこがいいかのインタビューで「アカデミックライティングなんも知らんからちゃんと指導ある方が良いでしょう」みたいな理由でスト2になった人間だったのですが、期待していたほどはエッセイの指導をごりごりしてくれる感じではなかったです。仕様を示されて、そのとおりに書いて、先生に見せれば意見をくれたり、粘れば修正点を指摘してくれたりもしますが、思っていたほどダメ出しに次ぐダメ出し!という感じではなかったです。
エッセイを書く過程で一番たいへんだったなーと思ったのはトピック決め(のためのざっくりした資料を読み漁る時間)とアウトライン(のために使えそうな資料をピックアップしてまとめて論旨を組み立てる時間)で、しっかりアウトラインができていればドラフトはあくまで言語センスとの戦いで、1stドラフトがちゃんとしてればそれ以降の修正はあんまりありませんし、書くこと自体はそこまでしんどくなかったです。アウトラインの週に他の課題があるととても死ぬという学びがあったので来学期も気をつけておきたいところです。
ELA / ATS
あんまり新しいことを学んだ気がしない授業でした。もともとGoogle系のサービスは好きで、普段からChromeユーザーだしdocsやspreadsheetなしでは生きていけない体にされてしまっていますし。
日常ではあまりパソコンを使わない人とかには入門として必要なんだろうなーと分かるものの……。
数学入門
情報科学メジャーするなら数学やらないといけないし、数学やるなら数III既習だけど忘れた人間としては入門から取るしかないよね、という科目でした。三角関数の扱いすら忘れている人間には厳しいのではないかと思いましたが、多分なんとかなったのではないかという気がします。
講義に出て、そこで学んだ範囲の問題を演習の時間に発表したりTAにツッコまれたり人の発表へのツッコミから学んだりするというサイクルに、必要に応じてヘルプデスクに行くという感じで、高校までの数学とはリズムが違うな、と思いました。授業時間に講義も黒板で問題を解くのもやらないといけなかったのとか、あるいは塾とかでもひたすら講義を聞かされるばかりなのとか、色々なスタイルの授業が世の中にはあるわけですが、講義と演習の間に時間がしっかりとられているこのスタイルはメリハリがあってよいなと感じています。
紙の教科書じゃなくてPDFでDLできるOpenCourseWareな教科書(英語)と一応紙でも配られるけどPDFもあるレジュメ(日本語)を併用してくれるのも気軽にいつでも数学の教材を持ち歩いて勉強しようって思える一因になっていて、とてもよかったです。
情報倫理
時間割にすっと収まるいい位置にあったから取ることにした、程度の気持ちだったのですが、受け心地の良い授業でした。
高校までの倫理でやったぞこれ……という気分になる>>倫理<<な講義から始まってややだるだるだったのですが、それを踏まえた上で情報技術と倫理の交差ポイントを色々考えるかんじで、近くの人とディスカッションしたり、グループワークでプレゼンテーションしたりするようなインタラクティブな倫理の時間で案外よかったです。
技術的に何かができることと、それが社会にとってよいことであるかは別の話なので、Don't be evil*2の精神で倫理のことも頭の片隅に置いておくといいよね、という気持ちになる授業でした。
コンピュータ基礎 (E開講)
いろいろと厳しい感じの授業でした……。
まあ一般常識として知ってるよね、みたいなこともあれば詳しい歴史は覚えてないわな、ということもあり、二進数を手計算するの?!という驚きもあり、突然のアセンブリで何が起こっているのか分からなくなるなどありましたが、トピック自体にはそこまで問題はなかったのです。
講義の構成が分かりづらいとか、先生の話が聞き取りづらいとか*3、そういう細々した授業の受けやすさを損ねる要素があったのもあって、全力で集中していないとあっという間に「え、今なんのはなししてるのこれ」となるし、集中していても理解度はどっこいどっこい、というラインだったのが厳しかったです。
エクササイズI
全然体育じゃないと評判のエクササイズですが、私は普通に筋肉痛になったし体育いやだ~という気持ちでとても憂鬱になりました。来学期も冬学期も続きがあると思うととても憂鬱です。
ヘルサイ (E開講)
J開講じゃなくてE開講にしたのは空いてそうだと思ったのと念の為にE開講の単位数を稼いでおきたかったからです。(ELA側の人間はE開講を18単位取らないといけない卒業要件を鑑みて)
そんな死ぬほど邪な動機だったのですが、J開講の人たちの様子を聞く限り大正解だったのではないかなと思っています。
思ったとおり人数は少なくて比較的こじんまりしていますし、先生の語り口が軽妙で聞いていて楽しいし、なによりヘルサイの目的が「ICUにおいて健康で充実した学生生活を送ってほしい」ということなのだなあと実感する構成になっているので、自分に関連のあることとして受け止めやすかったです。
Mid-term essay (700 word程度) があったのが英語が苦手な人だとつらいだろうと思うので、さすがに万人向けだとは言えませんが、ELAで習ったエッセイの構成を踏襲すれば問題なかったので少なくともスト2で十分間に合ってます。
期末試験は常識でかなりいける感じだったのと、授業のスライドを毎回先生がmoodleにアップロードしてくれていたので、テスト前の復習で多分十分いけたのではないかという印象です。
総合的にとてもよい授業でした。興味のない必修を楽しく受けられてよかったです。
課外活動の話
サークル類については入学前とか超序盤は色々気になっているものもあったのですが、結局D6と祭の人間になっています。
といっても、D6は課題に追われてない昼休みにふらっと立ち寄るとかその程度で、祭に関しても今のところ特にこれと言った仕事をしているわけでもなく……ミーティングに出てる程度?
D6は休日に単発のSW2.5とダブクロに1回ずつ参加できたのが楽しかったです。そのうち「TRPGってなんかハードル高くて」な人向けになにか立てたいなーと思ってるのに私のエネルギーが足りてなくてまだできてないので、なんとかしたいところ。それと今年度中には在学中ずっと続けるくらいの勢いのキャンペーンとか始めてみたい。(月1くらいなら続きそうだしロマンでしょう)
今のところはどちらも負担をコントロールできているという印象で、来学期も授業との折り合いをうまくつけ続けられたらいいなと思っています。
生活の話
私は高校生の時は授業日の1/3を欠席して残りを遅刻するレベルで朝起きれない人間だったんですが、驚いたことに今学期は完全に無遅刻無欠席でした。……1限で死ぬほど眠くて船を漕ぎまくってしまったこともたくさんあったし、課題に追われて午前三時とかまで起きてたこともたまにあったけれど、それでもちゃんと出れたので個人的には大きな成長を感じます。……ビギナーズラックじゃなくて成長だと思いたいところです。
一方、「余裕があったら歩いたり自転車とかで通学したい」と思っていたのは完全に挫折したというか、体力的にそんな余裕が全然なかったので普通にずっとバスと電車使ってましたね。同輩が「体育じゃないw」と笑うエクササイズですら筋肉痛になる体力ゼロぶりは伊達じゃない……。
人間関係においてもtwitterで親しんでいる人を中心に、たぶん友達って呼んでも怒られないといいなと思えるくらい仲良くできる人たちを確立できた、気がします。人の顔や名前を覚えられない人間にしてはがんばった気がします。話しかけてくれたのに覚えられない人に対しては心の底から申し訳なく思っています。*4
まとめ
成績がまだ出てないので「よい春学期を過ごせました」というのは早計かもしれませんが、自分の手応えとしてはよい春学期でした。授業にでて、課題をちゃんとこなして、体調を崩さず、無理なく仲良くできる人間を見出して、しにたくなるほどの失敗はせずに済んだので、私にしてはがんばったと思います。
慎重すぎるという見方もあるかもしれませんが、がんばりすぎるとしんでしまうのを知っているのでこのペースで来学期もがんばります。……と、その前にSEAプログラムですね!
みなさん、夏休みも生存していきましょう。