ところが君は笑った、

備忘録のようなもの

1年秋学期の振り返り

もう年度末ですが、春学期を振り返ったのにそれ以後をやらないのはおかしな話なので秋と冬を振り返りたいと思います。

授業の話

ELA / ARW

春と比べるとかなり柔軟(悪く言えばゆるい)先生で、エッセイをいつ課してくるのか、期限がいつなのかなど、計画的に課題をこなすために必要な情報がギリギリまで出してもらえないので、他の課題とスケジュール上ぶつかることが少なからずあって精神衛生に悪かったです。

エッセイの添削についても、チュートリアルの時間が予約制ではなくていつ行けばよいのか分からない点、また添削なしで提出した夏休み明けのBook Reportも無批判にAをつけてくれたり、批評をなにももらえなかったのであまり成長を感じない学期になりました。

ELA / R&P

夏休みのSEAプログラムで行ったSOASでプレゼンテーションについて丁寧な指導を受けていたため、物足りなく感じました。もう知ってるしやってる、と思う内容でした。

線形代数学I

春の数学入門が高校数学(理系)の範囲を扱っていたので、ここからが大学数学の始まりでした。といっても、行列なので昔の数3Cの範囲ではあるのですが。

講義と演習のスタイルは数学入門と同じで、教授もTAさんも同じ、演習前の昼休みから開いているヘルプデスクも同じなので、新しい分野でも春と同じペースで勉強できました。

プログラミング基礎 (E開講)

Cを通じて初めてプログラミングをする人に向けて基本的な考え方を教えようとする授業。……なのですが、講義としてわかりにくいし、演習問題はこれまでにC以外の言語でのプログラミング経験があると「えっ○○の関数、ないのか……」とびっくりさせられるものの解けるので、基本的に講義を聞き流しながらゴリゴリ演習問題を解いて、スクリーンショットを撮って、レポートにまとめる作業になりました。

コンピューター教室のマシンでの作業内容はどこにも保存されないので、教室でやった成果はgoogle driveなどで持ち出さないといけません。終わらなかった場合、続きをやるために自分の手元にCを使える環境が必要になります。(自分のノートパソコンで環境構築すると便利です。)また、レポートを印刷して提出する必要があるため、印刷できる環境も必要です。

言語学入門I

時間割にちょうどいい空きがあったので、埋めるためにやや興味のあった言語学*1をとってみました。

音声学、音韻論、形態論、意味論、統語論の5分野の導入と思われることをしてくれました。すべての用語は日本語と英語の両方を教えてくれて、どちらかしか覚えられないなら英語を覚えなさいと言われたのがとてもICU的だと思いました。

今までさんざん「発音記号読めません><」と逃げ回っていたのですが、ついにこの授業でIPA*2の読み方を教わったので、理論上読めるようになりました。

個人的にめちゃくちゃ楽しかったのが音韻論と形態論と意味論のあたりでした。おすすめ授業です。

エクササイズII

チームスポーツの学期だとのことで、チームワークがだめだめな私としては終わりなのでは?と思っていましたが、春と同じ先生の授業を選べたので少し気が楽でした。

「うまくできること」よりも「一緒に取り組むこと」が重視されていて、チームメイトも下手であることを責める人はだれもいなかったので、できないなりに真面目にやれば生存できました。

課外活動の話

秋はICU祭の季節なので、祭は春よりぐっと忙しく……なったといえばなったのですが(なにせ春はミーティングに出る以外の仕事が一切なかったので)、実のところたいして仕事量としては振られていなかったので、みんなが忙しそうな雰囲気にあてられて、さほど役に立てないことを申し訳なくなっていたのが主でした。

前日~当日~翌日はさすがに仕事を振られていたので、祭そのものを見て回る時間は当日あった徘徊する系シフトの時間と、祭のシフトとD6のシフトの移動時間くらいしかなかったのですが、なにせ元の体力がないのでかなり参ってしまいました。

筋力や体力が要求される仕事(机や箱を運ぶとか)で全然役に立てず、役に立たないのに人一倍疲れていて、私より大変そうな人は夜のミーティングのあともまだ仕事があって、こんな自分は委員会にいないほうが良いんじゃないか……?と思うことが多かったです。

D6でも普段からあまりボードゲームを遊ばない(TRPGの民なので)ため、シフトに入っていてもインストできるゲームは何もなくて、所在なさげに立ち尽くしているだけという役立たずぶりで、ICU祭前後は本当に精神衛生に悪かったです。せめて単発のTRPG卓でも立てられればよかったんだと思いますが、それをするにも学期中はいつも忙しい忙しいとTRPGすら遊ばずにいたことや、そもそもシフトに入れる時間が1-2時間程度しかないために卓をするには足りないことなど、様々な要因で完全にお荷物になってしまっていたのが心残りです。

まとめ

勉強面では問題なく過ごせた学期でしたが*3、課外活動の面で自分の無力さに打ちひしがれた学期でもありました。

*1:ゆるやかに関心のある自然言語処理をするのに言語学は必要ないのかもしれませんが、知っていて損はないと思っていたので

*2:International Phonetic Alphabet。情報処理推進機構でもビールでもない。

*3:とっくに成績開示が済んだ時期に書いているので結果もついてきたと分かっています